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インビザライン矯正中の食事は?マウスピースをつけたままの食事はNGです

こんにちは田口歯科医院です

今回は、インビザライン矯正中の食事についてお話していきます!マウスピースを装着したまま食事は取ってもいいの?飲み物はそのまま飲んでもいい?など気になる質問にお答えしていきます。

毎日の生活に関わることなので、しっかりと理解しておきましょうね

目次

インビザライン矯正とは?

インビザライン矯正は、アメリカで開発されたマウスピースを使った矯正方法になります。

患者様の歯並びに応じてオーダーメイドされた透明で薄いマウスピースを1日に20時間~22時間ほど装着し、2週間から1か月ごとに新しいものに交換することで少しずつ歯を動かしていきます。

厚さは0.5mmほどの薄いマウスピースは、従来のワイヤー矯正に比べて矯正治療中だということがわかりにくく、社会人の方からも人気があります。

インビザラインが出てくる前にもマウスピース矯正はありましたが、難しい症例には対応できないケースが多く、誰でも気軽にできる矯正方法ではありませんでした。

しかし、インビザラインは最新の技術を使い、従来のマウスピース矯正では対応できなかった症例にも幅広く対応できるようになっています。

矯正治療を迷っていた方の救世主として、今では世界の80ヵ国以上で採用されている実績のある矯正方法として確立しています。

インビザラインをつけたままの食事がNGな理由

インビザライン 食事

先ほどご説明したように、インビザライン矯正では1日に20時間以上マウスピースを装着しなくてはいけませんが、食事の際にはマウスピースを外す必要があります。その理由について詳しくお話ししていきますね

マウスピースが破損する恐れがある

インビザラインで使うアライナー(マウスピース)は厚さ0.5mmと、とても薄いものを使用していきます。

そのため、食事の際に装着してままで硬いものを噛んでしまうとマウスピースが破損してしまう恐れがあるのです。

インビザラインのマウスピースは硬い歯を動かすために緻密にできているため、少しの欠けや亀裂などでも歯が計画通りに動かなくなってしまいます。

最悪の場合は破損したことで、マウスピースを長期間装着できなくなり歯が後戻りを起こしてしまうなどのトラブルに繋がってしまうことも。そうすると最初の計画通りマウスピースを装着することが出来ないので、1からやり直しになってしまうことになります。

手間も費用もかかってしまうので、マウスピースは食事の際には外し、大事に扱うようにしましょう。

マウスピースに着色する可能性がある

マウスピースを装着したまま、食事をすると食べ物や飲み物などの色素がマウスピースに移り黄ばんでしまいます。

機能的には問題がなくても、黄ばんだマウスピースを装着していることで見た目が汚く見えてしまったり、衛生的にもよくありません。

特にカレーやトマトソースなどの色の濃い食べ物はマウスピースに触れないように気をつけましょう。

<着色しやすい食べ物>
カレー、トマトソース、ミートソース、醤油、味噌、緑黄色野菜、チョコレート、ベリー系の果物、

 

虫歯や歯周病のリスクが高くなる

マウスピースを装着したまま食事をとることで一番の問題になってしまうのが、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうことです。

マウスピースと歯の間に食べカスが詰まったままにしておくと、歯垢(プラーク)がたまりやすくなり細菌の温床に。

集まった細菌が酸を出して歯を溶かしたり、歯茎と歯の間の隙間に潜り込み歯周病を引き起こします。

特に矯正治療中の間は、虫歯や歯周病にならないように徹底してケアをしたいところ。治療期間が長引いてしまう原因にもなりますので、清潔な状態でマウスピースを装着するようにしましょう。

食事の際にはマウスピースを外し、食事をした後はしっかり歯磨きを行う癖をつけるようにして下さい。

インビザライン矯正中の食事制限はある?

インビザライン矯正はワイヤー矯正と違い、矯正器具(マウスピース)をその都度外して食事を行うので食べ物などに制限はありません。

ワイヤー矯正ではおすすめされないキャラメルなどの粘着質なものもマウスピースを外していれば食べていただいて大丈夫です。

ただ、マウスピースを交換したばかりで歯が動いている状態の時に硬いもの(お煎餅や硬い肉など)を食べると、強い痛みを感じることがあります。

マウスピースの交換時期など痛みを感じやすい時には、硬いものは避けるようにして柔らかいおかゆやうどんなどの食事をとるようにしましょう。

関連記事:インビザライン矯正は痛みが少ない?痛みを感じやすいポイント

インビザライン矯正中は飲み物にも注意

インビザライン 食事

インビザラインではマウスピースをつけたままの食事はNGであることを説明しましたが、飲み物についても注意が必要です。

砂糖が入ったジュースなどの甘い飲み物を飲んでしまうと、唾液の自浄作用が届かないマウスピースの内側に入り込んで虫歯の原因になっていきます。

気をつけて欲しいのがスポーツをしている時に飲まれるスポーツドリンクには糖分やクエン酸やアミノ酸などの酸が含まれ、長時間口の中にとどまると虫歯の原因となります。

マウスピースをしたまま運動をする際には出来ればお水にしたり、スポーツドリンクを飲んでしまった後はできるだけ早めに歯磨きや水でうがいをするなどの対処をして下さい。

また、甘い飲み物でなくてもコーヒーやワイン、紅茶など色素の強い飲み物はマウスピースが黄ばんでしまう原因になります。緑茶などのお茶も茶渋がマウスピースに移って汚れてしまうので、気をつけて下さい。

そして、熱い飲み物もマウスピースが変形してしまう恐れがあるので、装着したまま飲むことは避けましょう。

マウスピースを装着している時には基本的に「水」しか飲まない!ということを頭に入れておきましょうね

食べたあとは必ず歯磨きを忘れずに!

インビザライン 矯正 期間

食事の際にマウスピースを外すのは当たり前ですが、一番重要なのが食後に歯磨きをしてからマウスピースを再装着することです。

歯磨きをしないままマウスピースを再び装着することは絶対にしないようにしましょう。食べカスがマウスピースの内側に残り、虫歯や歯周病を引き起こします

矯正治療中は常に歯ブラシを持ち歩くことになると思いますが、レストランであればトイレなど迷惑にならない程度にささっと歯を磨いてマウスピースを着けましょう。

外出先では丁寧に歯を磨くことは難しいですが、ある程度食べカスなどの汚れを落とすだけでも虫歯のリスクを減らすことが出来ます。

マウスウォッシュを併用するのもおすすめですよ

そして寝る前には丁寧に歯磨きをする癖をつけましょう。睡眠中は特に唾液の分泌が少なくなるのでお口の中の細菌が増えやすくなります。

少しでも清潔に保つためにも、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどを上手く使って歯磨きして下さいね!


<矯正中におすすめのケアグッズ>
・歯間ブラシ
・フロス(糸ようじ)
・タフトブラシ(毛束が一つのみで山形になっている、細かい部分のお掃除に最適)
・2列ブラシ(毛束が2列飲みの歯ブラシ)

 

インビザライン矯正中の食事よくある質問

インビザライン矯正中の食事についてよくある質問について答えています!ここで答えていること以外でも気になることがあれば、お気軽に連絡して下さいね

・マウスピースを装着したままガムを噛んでもいい?

マウスピースを装着している時は、ガムやキャラメルなどの粘着質なものは食べてはいけません。マウスピースにへばりついて取れなくなったり、破損の恐れがあります。

グミや飴、タブレットなどの砂糖が含まれているものも基本的にはマウスピースを外して食べるようにして下さい。

・どうしても装置が外せない場合は?

どうしても装置が外せない場合では、硬いものなどの固形物は食べないようにしてゼリー上の栄養ドリンクなどを取った後、よくうがいをするようにしましょう。

装置が外せない方と、普通の食事を取ってしまうとマウスピースが破損してしまう恐れがあります。

外食の際のマウスピースの取扱いについて

インビザライン 食事

矯正中でも友達や家族などと外食をすることがあると思います、そんな時に気をつけて欲しいのがマウスピースの取扱いです。

食事の際にはマウスピースを外す必要がありますが、人がいるところでのマウスピースの着脱は不快な思いをさせてしまうため避けましょう。

マウスピースには唾液がついていて不衛生なものなので、テーブルにおいたりすることも避けてください。食事をするところで人の口の中に入ってあったものが置いてあるのは嫌ですよね?

外食に行った際には、まずお手洗いでマウスピースを外し軽く水で洗います。そして水気を拭き取り保管用のマウスピースケースに入れておきましょう。

外したままケースに入れると細菌が繁殖してしまうので、出来るだけキレイに洗い流して下さい。もし、流しなどがなく洗うのが難しい場合にはウエットティッシュなどを準備しておくと便利ですよ。

食後は、可能であればお手洗いで軽く歯磨きをしてからマウスピースを装着します。なかなか面倒な作業ですが、矯正中のマナーとして知っておきましょう。

食事のルーティーンを決めておこう

インビザライン 食事

インビザライン矯正中はマウスピースを装着していることから、気軽に飲食をすることが難しくなってくるため時にはストレスに感じることもあるかと思います。

おやつや食事をとる時間帯を決めて、毎日の食事のルーティーンを作っていくことがおすすめです。

外出先でもマウスピースが洗える場所があれば問題なく食事が出来ますので、そこまで細かく考えずにいつも通り食事を楽しんでください。

また、インビザライン矯正中はよけいな間食が減ったり砂糖が入った飲み物を飲まなくなったのでダイエット効果があった!という方もいます。

何事もポジティブに!矯正治療を楽しみましょうね

当院のインビザライン矯正について

田口歯科医院 インビザライン

当院のインビザライン矯正は、国内の歯科医師の中でも約3%しかいない日本歯科矯正学会の「認定医」が担当しており、豊富な経験と実績で質の高いインビザライン矯正を提供しております。

痛みや不安がある方は、無料カウンセリングでゆっくりとお話を聞かせていただき、治療が開始した後でも毎月の調整で不安なことや痛みなどの相談にのっております。

患者様が出来るだけストレスを感じずにインビザライン矯正が進められるように、心がけております。

また費用の面でも、出来るだけ余計な費用を抑えた価格設定になっており、無利子での院内分割支払いにも対応しております!

矯正治療を始めるにあたり、費用やお痛み期間など不安なことはしっかりとご相談にのりますのでお気軽にご連絡下さい。

<当院のインビザライン費用>

初診料・相談料 0円
インビザライン1(前歯のみ、治療後の後戻り) 200,000円〜
インビザライン2(1より歯並びが悪い場合) 400,000円〜
インビザライン3(上下顎の全体) 700,000円〜
管理料(調整量) 5000円
保定装置料 矯正費用に含まれています(0円)
精密検査料(検査診断料) 30,000円

 

まとめ

・食事は必ずマウスピースを外して行う
・装着したままの食事は破損や着色、虫歯の原因になる
・飲み物にも注意が必要
・食後は歯磨き必須

今回はインビザライン矯正中の食事についてお話していきました

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正よりも食事の制限がないため普段と同じように食事が楽しめるのがメリットですが、気軽に飲食がしにくいといったところがデメリットでもあります。

マウスピースの着脱や、お手入れなど外出先ではなかなか難しい点もありますが、外出先用に、保管ケースやウエットティッシュ、マウスウォッシュなどが入ったポーチを用意しておくと便利です

工夫して矯正生活を乗り越えましょう

当院ではいつでもインビザライン矯正のご相談に乗っております。矯正をしようか迷っている方はお気軽にご相談下さいね