こんにちは田口歯科です
高額な治療費がかかるインビザライン矯正ですが、治療のやり直しになることがあるのか?と不安に感じている人も多いようです。

今回は「インビザライン矯正はやり直しになることがあるのか?」
また、ある場合にはどんなケースなのか詳しくお話ししていきます!
目次
インビザライン矯正はやり直しになることもある?
インビザライン矯正は矯正のプロフェッショナルである歯科医師が患者さまそれぞれの歯並びや噛み合わせから診断して治療計画をたてています。
そのため、よっぽどのことがない限りやり直しになることはありません。
しかしながら、場合によっては残念ながらやり直しになってしまうケースもあるのが事実です。
ではそれはどんなケースなのかご紹介するとともに、せっかく始めたインビザライン矯正がやり直しにならないように原因や対策をご紹介いたします。
インビザライン矯正がやり直しになるケース
インビザライン矯正がやり直しになってしまうケースは主に2つあります。
矯正終了後に後戻りしてしまった場合
インビザライン矯正はマウスピースを使った矯正方法で、治療中は忘れずにマウスピースをはめていただくことで理想的な歯並びにしていきます。
矯正治療中は気をつけていられても、治療後にはめるリテーナーと呼ばれる後戻り防止のマウスピースをはめ忘れてしまうと歯が後戻りを起こしやり直しの原因になってしまうのです。
矯正治療中に歯が後戻りしてしまった場合
インビザライン矯正治療中にも何らかの理由でマウスピースが装着出来ずに後戻りしてしまう場合があります。
マウスピースが装着出来ない理由としては、さまざまですが以下のようなものが挙げられます
・妊娠中のつわり ・口の怪我 ・マウスピースの紛失 ・マウスピースの装着をサボっていた |
どんな例でも基本的には装着時間の不足が原因となることが多いです。
もちろん、どうしてもマウスピースをはめることが難しい場合もあると思いますのでそのときは、必ず歯科医師に相談しましょう。
インビザライン矯正のやり直しにならないためにも
インビザライン矯正をやり直しにならないようにするためには、原因になりやすいことをチェックして心に留めておくと良いでしょう。
インビザラインがやり直しにならないために以下の点に注意して治療を進めていきましょう。
マウスピースを交換する期間を守る
インビザライン矯正はまとめて治療用のマウスピースをお渡しできることから、通院回数が少なくても治療できることが魅力です。
通院回数が少ないので出張の多い方や留学の予定がある方もできるのですが、患者さまがご自身でマウスピースの交換期間を管理していく必要があります。

マウスピースをはめている時間を守る
マウスピースを交換する期間と同じく、装着時間も患者さまご自身で管理していただくことで歯を移動させて治療が進んでいきます。
マウスピースの装着は1日20時間以上となっており、食事と歯磨きのとき以外はずっとはめているイメージです。
どんなに経験と深い知識のある歯科医師が治療計画をたてても、患者さまが装着時間や交換期間を管理することができずにいると治療計画通りに理想的な歯並びにしていくことは難しくなってきてしまいます。
保定期間もマウスピースをはめる
インビザライン矯正治療後に理想的な歯並びになったら、治療用のマウスピースは卒業です。
そしてその次にはリテーナーと呼ばれる後戻り防止用のマウスピースをはめます。このリテーナーをはめている期間を「保定期間」と言います。
治療が終わったからといって安心してしまってリテーナーをはめずにいると、歯が元の場所に戻ろうとして後戻りしてしまう可能性があるので歯科医師の指示通りにリテーナーをはめて後戻りを防止しましょう。

治療用のマウスピースを紛失したらすぐに対処
インビザライン矯正はマウスピースをはめている時間のみ歯を移動させています。
治療に使用しているマウスピースは透明なので紛失してしまうトラブルがとても起きやすいのです
もし万が一紛失してしまったときには、すぐに対処しましょう。
歯科医院にご連絡していただくと歯科医師が現在の治療状況や写真からひとつ前のマウスピースをはめておくべきか、それとも次のステップのマウスピースをはめておくべきか判断します。
マウスピースをはめていない時間が長くなればなるほど、歯が予想外の方向へ動いてしまうので、必ず何かしらのマウスピースをはめておきましょう。
トラブルが起きたら早めに対処する
どんなに気をつけて過ごしていてもトラブルが起きることがあります。
やり直しを防止するためにもその際にはそのまま放置せずに出来るだけ早く歯科医院にご連絡、ご相談するようにしてください。
インビザライン矯正は通院回数が少なくても治療できる分、患者さまの状態がわからなくなってしまうと治療計画が上手く進まない原因になってしまいます。

インビザラインがやり直しになった場合、費用は?
矯正治療は基本的にどの治療方法を選んだとしても健康保険の適用外です。
もちろんインビザライン矯正も健康保険の適用外となっているので、費用面がどうしても気になってしまう部分かと思います。
インビザライン矯正は決して安価なものではありません。
ですので、もし万が一やり直しになってしまったときの費用負担はどうなってしまうのかチェックしてみましょう。
無償でやり直しできる場合
歯科医院によっては数年間は無償でやり直しをしてくれるところもあるでしょう。
やり直しになってしまうことは、歯科医院にとっても患者さまにとっても良いことではありませんので歯科医師は後戻りが起きないように治療計画を立てて理想的な歯並びにしていきます。
しかし、残念ながらインビザライン矯正終了後に後戻りしてしまった際にはこのようなサービスがあると安心できますね。
後戻りが起こってしまったときの費用について、よく確認してから治療を開始することをオススメします。
やり直しで全額自己負担の場合
やり直しになったときに無償でやり直せるようなサービスがない歯科医院では、やり直しの部分は自己負担になってしまいます。
やり直しの部分が多ければ多いほど、その分費用の負担がかかってしまうので最初に聞いて金額よりもかなり高額になるでしょう。
歯科医院を選択する際には治療開始前の相談時にやり直しの費用について必ずご確認ください。
インビザラインをした歯科医院以外でやり直す場合
インビザライン矯正治療をしていた歯科医院とは別の歯科医院でやり直しをするケースもあるでしょう。
その場合には初診になってしまいます。
ですので、やり直しする範囲によって変わってきますがはじめてインビザライン矯正をやりはじめるときと同じくらいの金額が掛かってしまう可能性があります
別の歯科医院でやり直しをする際には、費用について特に注意が必要です。
当院のインビザライン矯正
当院のインビザライン矯正は、国内の歯科医師の中でも約3%しかいない日本歯科矯正学会の「認定医」が担当しております
矯正中に起こりやすいトラブルにもすぐに対応できますし、正確な治療計画を立てることを心がけておりますので安心して矯正治療が始められます
また費用の面でも、出来るだけ余計な費用を抑えた価格設定になっており、無利子での院内分割支払いにも対応しております
矯正治療を始めるにあたり、費用やお痛み期間など不安なことはしっかりとご相談にのりますのでお気軽にご連絡下さいね
<当院のインビザライン費用>
初診料・相談料 | 0円 |
インビザライン1(前歯のみ、治療後の後戻り) | 200,000円〜 |
インビザライン2(1より歯並びが悪い場合) | 400,000円〜 |
インビザライン3(上下顎の全体) | 700,000円〜 |
管理料(調整量) | 5000円 |
保定装置料 | 矯正費用に含まれています(0円) |
精密検査料(検査診断料) | 30,000円 |
*インビザライン矯正では、場合によってワイヤー矯正の併用が必要になるケースもあります。
まとめ
インビザライン矯正でせっかく理想的な歯並びになっても、やり直しになってしまう可能性があります。歯の後戻りを防ぐためにインビザライン矯正治療後の保定期間は必ずリテーナーをはめて過ごしましょう。
また、矯正治療中になんらかの原因でマウスピースをはめられなくなってしまった際には歯科医師に相談して指示を仰ぐようにしてください。
やり直しになってしまうのは歯科医師にも患者さまにも良いことではありませんが、もし万が一やり直しになってしまったときの費用負担については治療を開始する前にしっかり確認しておくことをオススメします。
インビザライン矯正でやり直しを防止するためにも不安なことは歯科医院と相談しながら治療をして、理想的な歯並びを手に入れましょう。