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インビザライン矯正で「抜歯」をするタイミングは?

こんにちは田口歯科です

今回は矯正をする方で一番気になる「抜歯」のタイミングについてお話ししていきます !

こんにちは!田口歯科で矯正の認定医として勤務している吉田です。

今回は、矯正をする際にどのタイミングでどの歯を抜くのか詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。(もちろん人によって変わることがあります)


目次

インビザライン矯正で抜歯をするタイミングは?

インビザライン矯正 抜歯 タイミング

インビザライン矯正で抜歯をするタイミングは、抜歯をする歯がどの部分なのかと治療の進め方によって変わってきます。

患者さまによっては抜歯をする治療は腫れることや痛みの心配だけはなく、永久歯を抜いてしまっても問題ないのかといった不安があるかと思います。

なので、カウンセリングのときに患者さまの症例ではどのタイミングでどんな歯並びにするために抜歯が必要になのかをご確認いただくと良いでしょう。

インビザライン矯正で抜歯する歯は?

インビザライン矯正で抜歯する歯は患者さまの症例や抜歯する位置によって異なります。

そして当然ながら永久歯を一度抜いてしまったらもとに戻すことはできません。

ですので、信頼のできる歯科医師とよくご相談のうえ治療を進めていくことをオススメします。

親知らず

親知らずは前歯から数えて8番目に生えている歯になります。(人によっては生えないこともあります)

この親知らずが生えている場合は、歯が動きにくくなってしまうため、歯を後ろへ移動させていく治療の場合は最初に抜いておきます。

まだ親知らずが生えてきていない場合や歯を後ろへ移動させないときには、インビザライン矯正後に抜歯する場合もあるでしょう。

4番か5番の歯(小臼歯)

デコボコしていたり、出っ歯の場合には小臼歯(歯の中心から数えて4番か5番の歯)を抜歯します。

出っ歯のケースでは先に歯並びを整えてから抜歯となり、デコボコが大きいケースでは先に抜歯することが多いでしょう。

先天性の問題がある歯

先天性の問題がある歯とは、生まれつき何かしらの問題がある歯のことです。

健康で何も問題のない歯を残すためにも、もし先天性の問題がある歯がありましたらそちらを優先して抜歯するケースもあるでしょう。

虫歯で残すのが難しい歯、寿命が短そうな歯

歯を大きく削ったり神経を取らなければならないような虫歯の場合、歯そのものが弱くなってしまっており寿命が短くなっています。

そのような場合には、先天性の問題がある歯と同様に優先して抜歯するケースもあるでしょう。

歯周病でグラグラしている歯、寿命が短そうな歯

歯周病が進んでいて歯がグラグラしていたり、寿命が短そうな歯がある場合も同じように優先して抜歯する可能性が高くなってきます。


ただし、これはしっかりと歯科医師の判断で行っていきますので、必ず抜歯しなければならないというわけではありません。

抜歯した後にできた穴はどうなるの?

インビザライン 出っ歯

抜歯したとき歯の根っこがあった部分には穴が空いています。この穴は抜歯後すぐに塞がるものではありません。

抜歯後は根っこがあった部分に少しずつ血液やコラーゲンなどの組織が穴を修復していき、もとの歯茎に戻していくという流れです。

・抜歯したあとの穴に白いものが詰まっている

抜歯したあとにしばらくすると表面にご飯粒のような白い組織がでてくることがありますが、修復している証拠なので触ったり取ったりしないようにしましょう。

食べかすが詰まっているように見えるからといって無理にいじってしまうと痛みがでたり回復が遅くなってしまう原因になることがあります。

・抜歯する当日はどのように過ごせばいいの?

患者さまによっては抜歯することへの緊張や不安から体力を消耗してしまう方もいらっしゃるかと思いますので、抜歯する前には適度な食事をしておくと良いでしょう。

また、持病がある方や血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は必ず抜歯する前に歯科医師にお伝え下さい。

・抜歯したあとはどのように過ごせばいいの?

抜歯した当日は歯科医師から指示があるかと思いますが、飲酒・長時間の入浴・激しい運動・喫煙は避けるようにしましょう。

また、抜歯した直後でまだ麻酔の切れてない状態で食事をしてしまうと感覚がないためお口の中を噛んでしまう可能性がありますので、食事は麻酔が切れたあとに取ってください。

麻酔が切れたあとには食事を取ることができますが、硬いものは避けてお粥のような柔らかいものを食べるようにしましょう。

・抜歯後はどれくらい腫れるの?

抜歯後の腫れかたは患者さまによって様々です。抜歯後に腫れてしまった場合の見た目が気になる方はなるべくお休みの取れる日に抜歯すると良いでしょう。

抜歯をしたあとのスペースが埋まるタイミングは?


抜歯したあとはその場所に抜いた歯の分だけ隙間ができます。

この隙間はすぐに埋まるわけではなく、抜歯後に穴の状態が落ち着いてから少しずつ矯正治療で埋めていきます。



抜歯したスペースが埋まるタイミングは抜歯した場所や歯の動かし方、デコボコの具合によって大きく変わってきます。

矯正治療で抜く機会の多い小臼歯の場合はおおよそ1年から一年半程度となってくるでしょう

・抜歯した隙間が目立って気になってしまうときには

抜歯したあとは塞がるまでどうしても隙間が開いていて気になってしまうかもしれません。

そのような場合には、一時的に隙間にテンポラリークラウンと呼ばれる仮歯を着けられる場合があります。

しかし、患者さまの状態によっては難しいこともあるのでご留意ください。

インビザライン矯正で抜歯は必ず必要?

インビザライン矯正で抜歯は必ず必要なわけではありません。

なぜなら、単純に歯を並べるスペースがほしいだけなら他にも方法があるからです。

しかしながら、状態によっては抜歯をしてのインビザライン矯正が最善の場合もありますのでまずはカウンセリングで相談してみてくださいね!




<抜歯すること以外でスペースを作る方法>

抜歯することが最善だとしても、どうしても抜歯を避けたいという患者さまもいらっしゃるかと思います。

そのような場合には例えば奥歯を後ろの方へ移動させたり、歯列のアーチを広げだり、歯と歯の隙間を少しずつ削ったりといったやり方があります。


抜歯が必要な場合はインビザラインとワイヤー矯正の併用になることも

インビザライン矯正 ワイヤー矯正

抜歯が必要な矯正の場合は歯の移動する距離が大きくなるケースが多いでしょう。

歯を大きく動かす治療となるときには、インビザライン矯正とワイヤー矯正を併用して治療することもあります。

インビザライン矯正は単体の治療でも知識と経験が必要な治療です。

併用して治療していき場合には、さらなる深い知識と経験が必要になってきますので信用のできる歯科医師のもとで矯正治療を進めていきましょう。

・インビザラインとワイヤー矯正を併用したときのメリットとは?

インビザライン矯正とワイヤー矯正を併用したときには双方のメリットを最大限に活かして治療していくことができるでしょう。

歯の表面にきてどうしても目立ってしまうワイヤー矯正を必要最低限の箇所で最短期間だけ使用するといった治療がおこなえるということもメリットのひとつです。

当院のインビザライン矯正について

田口歯科医院 インビザライン

当院のインビザライン矯正は、国内の歯科医師の中でも約3%しかいない日本歯科矯正学会の「認定医」が担当しており、質の高いインビザライン矯正を提供しております

また、インビザラインだけでなく目立たないワイヤー矯正や、小児矯正にも対応していますので、矯正治療を考えている方はお気軽にご相談ください

 

<当院のインビザライン費用>

初診料・相談料 0円
インビザライン1(前歯のみ、治療後の後戻り) 200,000円〜
インビザライン2(1より歯並びが悪い場合) 400,000円〜
インビザライン3(上下顎の全体) 700,000円〜
管理料(調整量) 5000円
保定装置料 矯正費用に含まれています(0円)
精密検査料(検査診断料) 30,000円

 

また費用の面でも、出来るだけ余計な費用を抑えた価格設定になっており、無利子での院内分割支払いにも対応しております

家族割りなどお得な制度も用意しておりますので、ぜひご検討してみて下さい

当院では、できるだけ抜歯をしない「非抜歯矯正」をおすすめしています。他院で抜歯が必要と言われてケースでも、まず当院で相談してみてくださいね!



まとめ

永久歯は一度抜いてしまったらもうもとに戻すことはできません。しかしながら、歯の生え方や顎と歯の大きさのバランスなどからみて抜歯をともなうインビザライン矯正が最善の場合もあります。

また、もともと生えている歯がすべて状態が良ければ矯正のためだけを考えた抜歯になりますが、虫歯や歯周病といった疾患があり寿命が短そうなの歯がありましたらそちらの状態も考慮して抜歯する歯を決めることもあるでしょう。

虫歯や歯周病と同様に生まれつきの体質で状態のよくない歯がある場合にはこちらの状態も考えて歯科医師が抜歯する歯を決定します。

抜歯を避けたい場合には歯科医師と他の治療方法で進めていけるのかどうかよくご相談のうえ、理想的な歯並びを手に入れましょう。

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