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抜けた奥歯を放置するのは危険!インプラントがおすすめな理由

奥歯はケアがしにくく、歯周病や虫歯などにもなりやすい場所です。奥歯は見えない場所でもあるため、失っても放っておく方も多いですが、実はこれは大変危険です。

ここでは、奥歯を放置しておくことの危険と、なぜインプラントがおすすめなのかを説明していきます。

 

なくなった奥歯を放置する危険性

  • ・奥歯は食べ物を消化しやすくしている
  • ・奥歯は歯列全体のバランスをとっている
  • ・慢性的な肩こりや頭痛の原因にもなる

そもそも、奥歯とは第一大臼歯から第三大臼歯までの3本のことです。奥歯は歯の一番奥の上下左右1本ずつと思っている方も多いですが、口全体で上下左右合わせて12本あります。

ただし、第三大臼歯はいわゆる親知らずと呼ばれるもので、埋まったまま出てこない方や、元からない方もいます。奥歯は他の歯と異なり、独自の役割があります。

 

奥歯は食べ物を消化しやすくしている

前歯では食べ物を一口大などに食いちぎって食べやすくする働きがありますね。それに対して奥歯は、運ばれてきた食べ物を臼のように細かくすりつぶし消化しやすくする働きがあります。

もしも奥歯がなくなってしまった場合、食べ物が大きいまま喉や胃に運ばれることになり、喉につかえたりうまく消化ができなくなります。

すると、喉を傷つけることになりますし、消化不良で栄養も十分に取れなくなってしまうのです。

 

奥歯は歯列全体のバランスをとっている

第一大臼歯は歯の中で一番大きく、咬み合わせのバランスをとっています。

ちょっと歯に力を入れてみると、奥歯でしっかりと噛み締めていることが分かります。奥歯は踏ん張る時に必要なだけでなく、歯全体の咬み合わせのバランスも整えるのです。

もしも、奥歯がなくなってしまったら、力を入れて踏ん張ることができません

また、歯列は1本でも歯がなくなると、空いた隙間を埋めようとします。長期間奥歯がない状態が続くと、前歯が横や前に傾き始ることがあります。

 

慢性的な肩こりや頭痛の原因にもなる

咬み合わせのバランスは、体全体の骨のバランスにも影響します。

奥歯の咬み合わせが合っていないと、骨全体の左右のバランスが崩れて慢性的な肩こりや頭痛、腰痛などの原因になります。

整形外科などでいくら治療してもすぐに戻ってしまう方は、咬み合わせに原因があることも多いくらいです。

 

奥歯をインプラントにするメリット

歯を失った場合の治療法には、入れ歯やブリッジなどもありますが、奥歯にはインプラントがおすすめです。

その理由を、詳しく説明していきますね。

 

咬み合わせのバランスが整う

インプラントは直接骨に埋めるため、咬み合わせが合わせやすいという特徴があります。一方、入れ歯はズレたり外れたりすることも多く、ズレていると咬み合わせのバランスが容易に崩れてしまいます。

また、奥歯のブリッジは難しく、治療しても外れやすい場合もあるため、他の歯を支えにしないインプラントは常に良好な咬み合わせのバランスを保つことができます。

 

噛む力が強い

インプラントの土台は骨なので、噛む力が他の治療法と比べて強いです。

その強さは、入れ歯やブリッジが自分の歯に比べて半分くらいに落ちるのに対し、インプラントは自分の歯と同程度

しっかりと噛めるので奥歯の役目を果たしやすく、消化不良の心配もありません。

 

入れ歯のような違和感や痛みがない

入れ歯は合わなくなると違和感や痛みが生じます。そうなると、入れ歯の部分で噛みたくなくなって本末転倒です。

インプラントはなくなった奥歯部分の骨に直接埋めますが、埋めれば違和感がありません。しっかりと固定されているので痛みもありません

 

骨が吸収するのを抑えられる

インプラントは骨を土台にしているので、噛めばその刺激が伝わります。しかし、入れ歯やブリッジは隣の歯を支えにしているので、力が加わっても骨には刺激が伝わりません

骨は刺激を受けると新陳代謝のような吸収と再生を繰り返していますが、入れ歯やブリッジは刺激が伝わらないため吸収が進む一方です。その点、インプラントなら骨の吸収を抑えられます

 

奥歯をインプラントにするデメリット

奥歯をインプラントにするという選択には、デメリットもあります。

 

初期費用がかかる

インプラントが高額だという印象は、実は初期費用の高さにあります。

入れ歯やブリッジは保険適用内で行なえますが、その場合の材料は、プラスチックや銀などの金属です。近年、歯科用プラスチックの硬度も上がったとはいえ、奥歯だと不安が残ります。そこで自費診療にすると高額になります。

[部分入れ歯の自費診療の1本の例:セラミックで5万円前後、ジルコニアで10万円前後]

また、入れ歯やブリッジ寿命が短く合わなくなる可能性も高いので何年かごとに作り変えが必要です。自費診療に加えて数年に一度作り変えるとなると、その時々で費用がかかります。

インプラントの場合は、費用相場は30〜40万円程度です。ただし、よほどのことがない限り半永久的に使えますので、作り変える必要がありません

長い目で見ると、最初に支払うか、その時々で支払うかの違いとなります。ただ、インプラントの場合は施術が1度なので何度も通院する必要がなく、治療後は入れ歯やブリッジと同じく定期メンテナンスのみです。

 

骨再生治療が必要なことがある

インプラントを埋めるだけの骨量がない場合は、骨再生の治療が必要になります。

人工の補填材や自家骨(自身の他の部位から骨を採取し、移植する)を使って、骨を増やすのです。

骨再生治療がプラスされれば、それだけ費用がかかりますが、咬み合わせのバランスや骨格のバランスを整えることができます。

 

治療期間が長い

インプラントは、骨と固定するまでに3〜6ヶ月程度待つ必要があります。しっかりと固定しないまま治療を終えてしまうと、インプラントが骨と結合せずにグラついたり脱落したりする可能性があるからです。

入れ歯やブリッジが1回〜数回の通院で完了するのに対し、インプラント治療は全体で半年〜1年程度かかります。骨再生治療をした場合には、さらに数ヶ月かかります。

治療期間が長いので、歯科医院とのスケジュールのすり合わせなどが重要です。

 

奥歯を失ったら早めのインプラント治療がおすすめ

奥歯がなくなると、全部の歯に影響が及ぼされます。咬み合わせが悪くなってものがよく噛めなくなるだけでなく、歯列のバランスが崩れて前歯が斜めや前に傾むくなど、たくさんのデメリットがあるのです。

奥歯は噛みしめるために必要な歯です。なくなったら、早めに強い力で噛めるインプラントがおすすめです。

◆この記事のまとめ
1. 奥歯がないと食べ物を消化しにくくなる
2. 奥歯がないと歯列全体のバランスが乱れる
3. 奥歯がないと慢性的な肩こりや頭痛の原因にもなる
4. インプラントは噛む力が強く、入れ歯のような違和感や痛みがない
5. 奥歯をインプラントにすると咬み合わせのバランスが整う
6. インプラントは骨に刺激が伝わるため骨吸収を抑えられる