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部分入れ歯からインプラントに変えるには?費用や治療内容について

「部分入れ歯が合わなくて痛い」
「ものをよく噛めない」
「留め金が見えて恥ずかしい」

そんなお悩みを解消するために、インプラントを希望される方が増えています。

ただ、インプラントはなんだか怖い、費用が高いということでためらっているという方もいらっしゃるでしょう。

そこで、ここでは部分入れ歯からインプラントにする際のメリットや費用、難しい場合の治療法などをご紹介します。

この記事を読めば、部分入れ歯からインプラントにした時のイメージがしやすくなるでしょう。

 

部分入れ歯からインプラントにするメリット

部分入れ歯からインプラントにするメリットはたくさんあります

まずは、部分入れ歯からインプラントにした際のメリットからみてみましょう。

  部分入れ歯 インプラント
噛む力 弱い 天然歯と同程度に強い
違和感や痛み ある場合がある ない
見た目 クラスプ(バネ)が見えてしまう 天然歯と変わらない美しさ
他の歯への影響 バネをかける歯にダメージを与える 他の歯の寿命を短くしない
日々のお手入れ 外して洗浄する手間がある 健康な歯と変わらないお手入れ
寿命 4〜5年 半永久的

この表を見ても分かるように、インプラントは部分入れ歯に比べるとメリットがたくさんあります。

部分入れ歯では、毎日の生活の中で違和感や痛みがあり、食の楽しみを奪われることがあります。それはとてもつらいですね。

インプラントでは、このような問題がすべて解消されます。

 

部分入れ歯からインプラントへの注意点

注意点は全身の健康状態と骨量

現在部分入れ歯にしている方のほとんどは、インプラントにすることが可能ですが、中にはスムーズに移行できない場合もあります。

それが、以下に挙げるようなケースです。

  • ・健康状態に問題がある
  • ・顎の骨が足りない

 

もう少し詳しく説明していきましょう。

 

健康状態に問題がある場合

インプラントは外科手術を伴う治療です。糖尿病や高血圧などで手術に耐えうるだけの体力がない場合健康状態がよくない場合は、治療が難しくなります。

ただし、事前検査を行い、かかりつけの内科医の承諾を得られれば、インプラント治療をすることが可能です。

全身疾患のある場合は然るべき準備などをして、慎重に治療を進めていきます。他院で断られてしまった方も、お気軽にご相談ください。

 

骨が少ない場合の治療法

インプラントは人工歯根骨に埋めるため、ある程度の骨の量が必要になります。

もしも骨が薄いところに無理やり埋めてしまうと、インプラント体が透けて見えたり、ひどい場合には飛び出したりむき出しになったりするといったトラブルに繋がります。

ただ、骨が少なくても骨を増やす治療をすれば、インプラントを埋めることは可能です。

 

顎骨を増やす治療1.GBR法

歯の根の周りには、「歯槽骨(しそうこつ)」という組織があります。歯槽骨を一度失うと、インプラントを埋入できません。そのため、特殊な人工膜を使って歯槽骨の組織を再生する方法がGBR法です。

骨を増やしたい部分を人工膜で覆い、その中に移植に必要な人工骨や自家骨※を入れて、組織が再生するのを待ちます。

※自家骨とは、自分の別の部位の骨を少量削って補填材として使うものです。少量なので、歯を削った際に出た粉などを使うことが多いです。

 

顎骨を増やす治療2.「サイナスリフト」「ソケットリフト」

上顎にインプラントを入れる場合、上顎の上にある”上顎洞”という空洞との距離が短いと埋め込めません。上顎洞を傷つけたり、飛び出てしまったりするからです。

上顎と上顎洞との距離が短い場合には、上顎洞の底部分を持ち上げて骨の厚みを作る手術をします。

  • ・サイナスリフト・・・広い範囲で骨が痩せている場合
  • ・ソケットリフト・・・狭い範囲で骨が痩せている場合

 

部分入れ歯からインプラントにする際の費用

保険が適用する部分入れ歯に対し、自由診療のインプラントは費用はとても気になりますね。

インプラント1本の費用相場30万円〜50万円程度です(歯科医院によります)。全身疾患や麻酔が苦手という方は、静脈内鎮静法という方法を用いることもあり、その分の加算も考える必要があります。その他、骨再生をする場合は、5万円〜15万円程度プラスされるでしょう。

▶ウトウトしている間にインプラント手術が終わる”静脈内鎮静法”とは
▶当院のインプラント費用の内訳

インプラントは高額という印象があると思いますが、部分入れ歯は寿命が短く、合わなくなると一から作り直さなければなりません。また、見た目が気になるということでセラミックやジルコニアなどを使うと、数十万円することもあります。それに比べてインプラントは、きちんとケアを行えば半永久的です。

インプラントは初期費用がかかるものの、長い目でみれば、コスパは決して悪くないと言えるでしょう。

 

部分入れ歯からインプラントにする際の治療期間

部分入れ歯が比較的短期間で治療が終わるのに対し、インプラントの治療期間は半年程度と長期間です。

インプラントと骨がしっかりと固定するまで3ヶ月程度待つ必要がありますし、外科手術の後の治癒も待たなければなりません。

そのかわり、しっかりと固定されれば、何でも噛めるほどの強度を得ることができます。

 

ただし、インプラントはケアが何よりも重要!

インプラントの定期メンテナンスは必須です

インプラントは強い噛み心地不快感を感じない素晴らしい治療法ですが、歯周病にかかりやすいという難点があります。

天然歯には血管が通っていて免疫力や自浄作用があるのに対し、インプラントは人工なのでそういった働きがありません。また、インプラントの周辺組織が歯周病に侵されても、神経がないので痛みなどを感じず、気づくのが遅れてしまうのです。

インプラント周囲炎にならないためには、毎日のしっかりとしたブラッシングと、定期的なメンテンナンスが重要です。定期メンテンスでは、プロによる徹底的なクリーニング細菌数のチェックなどを行って、歯周病からインプラントを守ります。

▶インプラントでメンテナンスをしないと損をする2つの理由

 

部分入れ歯からインプラントにして快適な生活を送ろう

現在、部分入れ歯で生活に不都合がある方は、インプラントにすると解消できる部分が多いです。

もしもインプラントに対して不安や疑問点などがあれば、近くのインプラントを行っている歯科医院などに相談してみるのがおすすめです。

ただし、インプラントは外科手術を伴い費用も高額なので、治療を受ける側もしっかりとした知識をもって臨むのが好ましいでしょう。

◆この記事のまとめ
1. 部分入れ歯からインプラントにすることは可能
2. 部分入れ歯に比べインプラントはしっかりと噛める
3. インプラントは違和感や痛みがない
4. インプラントは日々の手入れの面倒がない
5. 部分入れ歯の寿命は4〜5年、インプラントは半永久的
6. 全身疾患の方や骨が不足している方は難しいケースもある
7.骨が不足している場合は骨再生治療をする