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当院のインプラントについて

インプラントと一口に言っても様々なメーカーやブランドがあり、それぞれに独自の特徴があります。歯科医院によって取り扱うインプラントは違います。何を重きに置くかなどの方針が違うので、その歯科医院のこだわりのインプラントを採用しているのです。

当院のインプラントは「GC」というメーカーのインプラントです。ここでは、当院で安心してインプラント治療を受けていただくため、GCインプラントの特徴を分かりやすくご紹介します。

 

目次

GCインプラントとは?

GCというメーカーは、歯ブラシや洗口液など、様々なオーラルケアグッズを歯科医療の現場や一般にも販売している日本のメーカーです。

歯科で紹介するオーラルケアとしても有名で、歯ブラシや歯磨きペーストなどを見たことがある方も多いでしょう。

その、歯の周りの商品全般を販売しているGCが、開発・販売しているのがGCインプラントです。

 

国内トップクラスのインプラント・ブランド

GCインプラントは国内でトップシェアを誇り、世界的にも有名純日本産のインプラントです。

日本は繊細で高度な技術のものづくりで有名ですね。そんな日本が世界に誇るGC社のインプラントの性能は、国内外で高い評価を得ています。

 

GCインプラントの特徴

GCインプラントの特徴は、以下のようなものです。

  • ・様々な症例に対応しやすい
  • ・骨と絡みやすい形状
  • ・骨と結合しやすい表面加工
  • ・国内で一貫して生産

 

それぞれを詳しく説明していきますね。

 

様々な症例に対応しやすい

GCインプラント最大の特徴は、どんな症例にも対応しやすいという点です。

インプラントは、骨に埋めるインプラント体という部分の形状がとても重要です。例えば、骨が薄い、骨の幅が足りないといった多くの場合、骨再生治療が必要となります。骨再生治療を行っていないクリニックなどもあり、そういったところでは断られることもあります。

当院でも極端に骨が足りない場合は骨再生治療を行いますが、GCインプラントは極端な例でない限り、骨が多少足りなくても対応できるのです。

その秘密は、ラインナップの豊富さにあります。

  • ・ショートインプラント・・・骨の厚みが少ないケースに適した短めのインプラント
  • ・ナローインプラント・・・骨幅が狭いケースに適した細めのインプラント

 

例えば、顎骨の位置によってはインプラントを斜めの角度に埋め込まなければなりません。そういった場合、長いインプラントだと骨から飛び出てしまうケースもあります。

通常の長いインプラントで無理に治療すると、後から「噛めない」「痛みがある」「腫れてきた」などのトラブルが発生する恐れがあるのです。

しかし、ショートインプラントを使えば、トラブルを回避しながら安全に理想の位置に埋入することができます。

 

骨と絡みやすい形状

インプラント体には、いくつかの形状の種類があります。

  • ・スクリュータイプ
  • ・シリンダータイプ
  • ・バスケットタイプ

 

スクリュータイプ

インプラント体がネジ状になっていて回転しながら埋め込めるタイプです。骨と接する面積も多いので、初期固定しやすいというメリットもあります。

※初期固定とは、インプラントを入れた直後の骨との固定です。初期固定はインプラント治療で特に重要で、初期固定がしっかりされないと、治療後にぐらついたり脱落したりする原因になります。

 

シリンダータイプ

インプラント体が円筒状になっていて、ネジのようならせんはありません。スクリュータイプに比べて骨との接着面積が少ないので、初期固定がやや弱いです。しかし、ハンマーで打ち込みながら埋め込むので、埋め込みやすいという特徴があります。

 

バスケットタイプ

スクリュータイプのようにネジ状になっていますが、中は空洞側面に複数の穴が空いています。この穴の中に骨の組織が入り込むので、初期固定しやすいのがメリットです。

ただ、空洞ゆえに強度が弱く、強い衝撃を受けるとインプラント体が折れてしまうというリスクがあります。

 

GCインプラントはどのタイプ?

さて、GCインプラントはというと、いわばスクリュータイプの進化系といえるでしょう。通常のスクリューに加えて先端がプロペラの羽のようにカットされているので、より埋入しやすく初期固定もしやすいという特徴を持っています。

 

骨と結合しやすい表面加工

GCインプラントにはいくつかのブランドがありますが、近年開発されたジェネシオPlus、セティオPlusは、骨結合がよりスムーズに行われる表面加工が施されています。

アンカーサーフェスといい、GC独自で開発されたものです。ちょっと専門的な話になりますが、アンカーサーフェスは、インプラント体の表面が目で見えないほどの二重の凸凹構造になっています。これにより、血液中に含まれる血小板や線維が絡みやすく、骨組織も形成しやすいのです。

 

初期固定しやすい

インプラントの初期固定のイメージです

上記でも少し説明しましたが、GCインプラントのインプラント体は、先端がカットされているおかげで初期固定がしやすくなっています。

ネジ状のらせんが先端まであるだけのものと比べると、カッティングされていることでより面積が大きくなり、骨に噛み込んでしっかりと結合するのです。

初期固定しにくい骨量でも、安定した初期固定を得ることができます。

 

国内で一貫して生産

GCインプラントは、開発から製造まで一貫して国内で行っています。海外インプラントは、患者様のデータを海外の技工所に送り、作成されたものが輸送されてくるといった待ち時間があります。大体3週間から1ヶ月程度です。

しかし、GCインプラントは国内のみでやり取りするため、輸送期間を省くことができます。

 

混入の危険がない

例えば食品においては、その食品には入っていないはずの材料が混入するといったケースがありますね。それは、複数のものを加工する工場で作られていることが原因です。

GCインプラントは、国産インプラントでは唯一ISO(国際標準化機構)の厳しい基準準拠した工場で作られているので、そういった心配がありません。

厳しく管理された製造行程品質管理のもと作られているので、患者様のお口に届くまで高い安全性を保つことができます。

 

当院のインプラント保証

最後に、当院のインプラント保証についてお話しますね。

インプラントには、メーカー独自の保証というものが付いていることが多いです。しかし、それとは別に、当院では独自の保証期間を設けています。

治療を行った医療機関として、責任を持つのは当然と考えるからです。

  • ・インプラント体・・・5年
  • ・上部構造・・・2年

 

保証期間内にインプラントが壊れたり不具合が発生した際には、無償に近い形で修理いたします。

ただし、保証期間内であっても保証が適応できないケースもありますので、お気をつけください。

  • 保証が適用されない場合
  • ・患者様の不注意によるもの
  • ・当院からの指示にない使用法・メンテンナンスによるもの
  • ・定期的にメンテナンスを受けていなかった場合
  • ・診療時には把握できない体や口腔内の変化、予想できない変化によるもの
  • ・手術後に癌や糖尿病、骨粗しょう症などを発病した場合

 

▶当院のインプラント

 

GCインプラントは高品質で安全なインプラントです

当院がなぜGCインプラントを採用しているかをまとめますと、以下のようになります。

◆この記事のまとめ
1. GCインプラントは国内外で性能の評価が高い
2. GCインプラントは様々な症例に対応しやすいラインナップがある
3. GCインプラントは骨と絡みやすい独自の形状
4. GCインプラントは骨と結合しやすい表面加工が施されている
5. GCインプラントは国内一貫生産なので安心・安全

この他、安心してインプラント治療を受けられるよう、様々な工夫をしていますので、不安がある方はお気軽にお問い合わせくださいね。