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歯が抜けたままにするとこんなに危険!歯がないことで起こる10の悪影響

歯が抜けてから長い間そのままにしていませんか? 抜けた歯を放置しておくと、口の中だけでなく全身にも色々な影響が出てきてしまいます。

「1本くらいなくても他の歯で噛めるから大丈夫」と思っていると、脅すわけではありませんが、5年10年と時が経つにつれて弊害も深刻になります。

ここでは、歯が抜けたままにすると、起きる可能性が高い悪影響についてお伝えします。後半では対処法もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

歯が抜けたままにすると起こる悪影響

歯が抜けた事による悪影響はけっこう深刻です

歯が抜けたまま放置すると起こるかもしれない悪影響について、機能面、審美面、経済面の順に説明していきます。

 

1.歯並びや咬み合わせが崩れる(機能面)

本来あるべき歯が抜けてスペースができると、そのスペースを埋めようとして両サイドの歯が空いた部分に向かって傾いていきます。すべての歯は上下左右で支え合ってバランスを取っているからです。

しかし、生えている場所からは移動できないため、足元を押さえられた状態で身体だけ斜めに倒れるような形になってしまいます。

1本抜けると両サイド2本の歯が斜めに生えたようになり、歯並びや咬み合わせが合わなくなります。すると、全体の歯列のバランスが崩れてこの後ご紹介するような様々な弊害が出てきます。

 

2.歯が伸びてくる(機能面)

相棒を失った歯はどんどん伸びます

歯は上下でお互いに刺激を与えあって、高さのバランスを保っています。しかし、上下どちらかの歯がなくなってしまうと、相手の歯は刺激を受けることができなくなり、どんどん伸びてしまうのです。

すると、当然ながら咬み合わせが悪くなり、なくなった歯の代わりに義歯を入れようとしても通常より難しい治療になります。

 

3.顎関節症になる(機能面)

咬み合わせが悪くなると、顎にも悪影響を及ぼします。噛むたびに顎がずれて顎関節症になる恐れがあるのです。顎関節症がひどくなると、顎に激痛が走り、口を開けられなくなるなどの辛い症状が出ます。

 

4.残った歯が弱くなる(機能面)

歯が1本でも抜けると、他の歯が噛む力を補おうとします。残った歯には自分の担当分以上の大きな力がかけられるので、その分弱くなって寿命も短くなってしまいます。

咬み合わせのバランスが崩れることもあり、負荷はさらに大きなものになることが容易に考えられるでしょう。

 

5.姿勢が悪くなる・全身の骨がゆがむ(機能面)

歯が1本なくなるだけで背骨や腰の骨に歪みが生じます

歯は顎、頭部、肩から下と、全身の骨につながっています。咬み合わせが崩れると顎のズレが生じ、背骨が歪む可能性が高いです。

背骨がゆがむと腰の骨も左右のバランスが乱れます。歯を1本失うだけで、慢性的な頭痛や肩こり、腰痛など様々な不定愁訴の原因になるのです。

 

6. 食道や胃に負担がかかる(機能面)

食べ物がよく噛めずに大きなまま飲み込むので、食道を傷つける可能性があります。また、消化不良で胃腸に負担をかけて便秘や軟便になり、栄養吸収も妨げられるので健康や美容にもよくありません。

 

7. 発声がしにくくなる(機能面)

言葉を発するときに歯がない部分から空気が漏れ出て、相手が聞き取れないという状況になりがちです。

何度も聞き返されると会話が億劫になったり、相手に申し訳なさを感じたりしてコミュニケーションも疎遠になる可能性があります。

 

8. 認知症になるリスクが高まる(機能面)

咀嚼は心身の老化を握る鍵!

噛むことは脳への刺激にもなります。もしも咀嚼力が落ちると、脳への十分な刺激が得られなくなり、認知症になるリスクが高まります。

咀嚼は、脳の海馬や前頭前野など、思考や記憶を司る重要な部分に神経伝達をする働きがあるのです。

 

9.年齢より老けて見える(審美面)

歯茎が下がると顔の印象が大きく老け顔に…

歯が抜けていると、見た目が急に老け込んでしまいます。歯茎下がりが起こり、口周りの筋肉も変化するので顔の印象が変わってしまう可能性が高いのです。

 

10.生涯医療費が高くなる(経済面)

咬み合わせが崩れたままだと生活に支障をきたすため、矯正や義歯が必要になります。

しかし、長い間放置すればするほど咬み合わせの崩れが大きくなり、治療も長期になり技術的にも難しくなります。

結果的に、医療費がかさんで経済面でも大きな負担となると考えられるでしょう。

 

歯が抜けた時の治療法

歯が抜けたまま放置しておくと、思ったよりも様々な弊害が起こることが分かって驚かれたのではないでしょうか。

歯が抜けてしまったら、すぐに治療することが重要です。

歯が抜けた際の治療法は、現在ブリッジ、入れ歯、インプラントの3択です。それぞれの特徴を分かりやすく表にまとめてみました。

  ブリッジ 入れ歯 インプラント
見た目 よくない よくない 良い
費用

5万円〜(保険適用あり)

5千円〜(保険適用あり) 30万円〜(保険適用なし)
治療期間 1〜2週間程度 2週間〜1ヶ月程度 3ヶ月〜半年程度
噛む力 天然歯の半分以下 やや弱い 天然歯と同じ
他の歯へのダメージ あり あり なし
違和感 ややあり あり なし
寿命 7〜8年 4〜5年 半永久的
定期検診の必要 あり あり あり

 

それぞれの特徴をもう少し詳しくご紹介しましょう。

 

1.ブリッジ

健康な両サイドの歯を削るブリッジ

ブリッジは、両サイドの歯を含めた連結した被せものを被せる治療法です。保険適用内で治療できます。

ただ、両サイドの歯は被せもののサイズに合わせて表面を削らなければなりません。削られた歯はもろくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。

もしも両サイドのどちらか一方でもダメになれば、ブリッジが成立しなくなり、また別の治療法を考えなければなりません。ダメになった歯の治療も必要です。

ブリッジは寿命も短いため、7〜8年ごとに作り変える必要があります。総合的に見ると、その時々でかかる医療費だけでなく、他の歯への新たな治療費も増えてしまうでしょう。

 

2.入れ歯

部分入れ歯は他の歯にバネをかけて支えます

入れ歯は1本から作ることができ、保険適用内で治療できます。

ただし、入れ歯は他の歯にバネをかけて支えるため、噛む力が弱くバネをかける歯にも負担がかかります。また、違和感や合わなくなった時の痛みを訴えて再治療を希望する人も多いです。

寿命は4〜5年で、数年ごとに作り変える必要があります。バネをかけた歯がダメになった場合には入れ歯の本数が多くなる可能性があり、ゆくゆくは総入れ歯という可能性もあります。将来的な治療費などを考えると、決して安いとはいえないでしょう。

食べるものが限られる、外れやすい、痛みや違和感などの使い心地も念頭に置き、よく考える必要があります。

 

3.インプラント

インプラントは他の歯に影響を与えません

インプラントは、抜けた歯の下の骨に直接埋め込む治療法です。自由診療なので保険がきかず、小さな手術も必要です。

しかし、噛む力は自分の歯と変わらず、他の歯にダメージを与えることもないので他の歯の健康も保てます。

毎日の歯磨きをしっかりしていれば半永久的に使えるので、経済的に大きく負担がかかるのは最初だけです。分割払いが可能ですし、医療費控除の対象となっているので、上手に利用すれば費用を抑えることもできます。

 

まとめ

歯が抜けたままにしておくと、歯並びや咬み合わせが崩れて、いずれは全身の歪み消化器官や内蔵にも悪影響を及ぼします。そのため、歯が抜けたらすぐに、歯科クリニックに相談しに行くのがおすすめです。

歯が抜けた場合の治療法は、ブリッジ、入れ歯、インプラントの3つです。ただし、それぞれの特徴は大きく異なりますし、その時の時間的余裕や経済面などの状況もあるでしょう。自分に合った治療法をよく考えて、無理なく最適な方法を選んでください。

もし治療法でお悩みの場合は、ご相談に乗りますのでお気軽にお声がけくださいね。

◆この記事のまとめ
1. 歯を抜けたままにすると歯並びや咬み合わせが崩れる
2. 歯が伸びてくる可能性が高い
3. 顎関節症になる恐れがある
4. 残った歯が弱くなる
5. 姿勢が悪くなる・全身の骨がゆがむ
6. 食道や胃に負担がかかる
7. 発声がしにくくなる
8. 認知症になるリスクが高まる
9. 年齢より老けて見える
10. 生涯医療費が高くなる
11. 歯が抜けた際の治療法はブリッジ、入れ歯、インプラント
12. ブリッジ、入れ歯は寿命が短く残留歯にダメージを与え、見た目もよくない
12. インプラントは、初期費用はかかるが半永久的に使え、噛む力や見た目も良い