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インプラントと部分入れ歯はどっちがいい?費用や治療法を徹底比較!

「インプラントはいいと聞くけどなんだか怖いし、部分入れ歯は隣の歯がダメになるって言うし…どっちがいいの?」

と悩んでいませんか?

インプラントと部分入れ歯は、治療法や費用、寿命、ライフスタイルの考え方などいろいろなことが違います。そこで、ここではインプラントと部分入れ歯を徹底的に比較してみました。ぜひ検討材料にお使いください。

 

まずは表でざっくりと比較

まずは2つの治療法を使い心地などを中心に比べてみましょう。

  インプラント 部分入れ歯
噛む力 自分の歯と遜色ない 自分の歯の1/3程度
噛み心地 違和感がない 違和感がある
毎日のお手入れ 基本の歯磨き 水で洗浄+1週間に1回以上、入れ歯洗浄剤
定期検診の必要 あり あり
他の歯への影響 なし あり
寿命 しっかりケアすれば一生使える 4〜5年
費用相場 30万円〜 5000円〜(保険適用の場合)
治療期間 6ヶ月程度〜 2週間程度〜

費用相場と治療期間が大きく異なるのは、治療法や長い目で見た時の考え方の違いになります。この後、詳しく説明していきますね。

 

インプラントと入れ歯の治療法

インプラントと入れ歯の治療法は考え方から違います

義歯と言っても、インプラントと入れ歯では治療方法が大きく異なります。それぞれの治療法について説明していきましょう。

 

インプラント

インプラントは、失った歯が生えていた部分のに、ネジ状の本体を埋め込み、その上に歯の部分を被せる治療法です。いわば、なくなった歯を根っこから丸ごと全部取り替えるようなイメージです。

歯茎を切開するので抜歯程度の小規模な手術が必要ですが、日帰りで行えます。治療中は部分麻酔を使うので痛みはありません。麻酔注射に抵抗がある人にはリラックスして治療を受けられる静脈内鎮静法という方法も行っています。

一度埋め込むと自分では取り外すことができませんが、骨組織に固定されるので、しっかりと噛むことができます。

他の治療方法と大きく違う点は、残存歯を保護できるということです。他の治療法は健康な別の歯を支えにするため残存歯を弱くしてしまいますが、インプラントは骨が支えるため、残存歯に影響を与えません。

 

部分入れ歯

部分入れ歯は、隣の歯にバネをかけて支えにし、義歯を装着する方法です。歯がなくなった部分に上から被せて補うイメージです。

フックをかける歯には過剰な力がかかるので、使っていくうちにどうしても弱くなりやすいという弱点があります。

治療自体はインプラントよりも簡単で、手術の必要もありません

自分で着脱できるので掃除しやすく、常に清潔を保てます。ただ、外れやすい・合わなくなるなどがあるので、再治療する人もいらっしゃいます。

 

インプラントと入れ歯の治療期間

インプラントと入れ歯では治療期間も異なります

インプラントと入れ歯では治療期間も大きく異なります。

 

インプラント

インプラントの治療期間は、3ヶ月から1年程度です。

症状や埋入する場所によっても変わります。なぜそんなに時間がかかるかというと、インプラントが骨と固定されるまでの時間を要するからです。

インプラントを入れる場所の歯茎や骨が足りない場合には、歯茎あるいは骨の再生治療をしてインプラント治療をすることになります。その場合はさらに時間がかかります。

 

部分入れ歯

部分入れ歯の治療期間は、保険内診療で1〜2週間程度です。

型取りをし、その型から入れ歯を作成し、装着して咬み合わせの調整をして終了です。

自由診療で金やプラチナなどを使用する場合は、もう少し時間がかかります。

 

インプラントと入れ歯の費用

費用は保険が適用するかどうかで大きく異なります

インプラントと入れ歯は費用的にもかなり違います。特に部分入れ歯は保険適用内で作れるので、「とにかく今なんとかしたい」という場合には安く抑えられるでしょう。

 

インプラント

インプラントは自由診療のため、クリニックによって治療費が異なります。費用相場はだいたい30万円〜です。

なぜクリニックによって費用が違うのかというと、技術の差インプラントに使う材料などによって大きく左右されるからです。

インプラントの治療費用の内訳は、おおまかに以下のようになっています。

  • ・精密検査の費用・診断料
  • ・手術代
  • ・インプラント代金
  • ・定期メンテナンス料金

 

インプラントは高いと感じるかもしれませんが、精密検査から治療後の定期メンテナンスまでしっかりと行えば、一生使えます

部分入れ歯が定期的な作り変えが必要なこと、残存歯の治療も必要になる可能性が高いことなどに比べると、それらの必要がないインプラントは決して高いとは言えないでしょう。

※インプラント費用は分割払い可能で、医療費控除の対象でもあります。

▶知って得する「医療費控除でインプラント費用を安くする方法 」

 

部分入れ歯

部分入れ歯の治療費用は、保険診療で5000円〜、自由診療で20万円〜が相場です。

保険診療は費用を安く抑えられますが、それは国が最低限の費用でできる材料と定めているからです。材料はプラスチックレジンというもので、金属などに比べてもろく、バネをかける歯にもダメージを与えやすいです。

また、部分入れ歯は健康な歯にバネをかけて安定させますが、ほとんどの方が使っていくうちに合わなくなってきます

口の中は、加齢が進むほど歯茎下がり筋肉の衰えなどで変化していくため、入れ歯が合わなってくるのです。これに加えて、バネをかけた歯がダメージを受けて弱くなると、虫歯や歯周病になる可能性があります。

 

上記のような変化で、もしもバネがかけられなくなった場合は、ブリッジなど別の治療法へ変更する必要があります。また、ダメージを受けた歯そのものの治療も考えなければなりません。

部分入れ歯は4〜5年ごとに作り変えが必要ですので、トータル的に考えると、安く抑えられるのは初期費用だけということになります。

 

失った歯に対する考え方の時代の変化

昔は、歯を失った場合の治療といえば入れ歯が一般的で、インプラントという治療法が登場してからも、しばらくは入れ歯が主流でした。

しかし、近年はインプラントを希望される方が増加しています。その理由は、平均寿命が伸びたことと、ライフスタイルの変化にあると考えられます。

1955年の平均寿命は男性63.60歳、女性67.75でしたが、2019年では男性81.41歳、女性87.45歳にまで伸びました。

厚生労働省「図1-2-1 平均寿命の推移」より引用

平均寿命が伸びたことに加えて「定年後再雇用制度」などにより、高齢でも働く人が増えてきたのです。

 

咀嚼力と健康を維持できるインプラント

長く働くためには、何でもよく食べて健康な身体を維持しなければなりません。それには噛む力が必要です。咀嚼力栄養摂取だけでなく、全身の健康維持老化防止、認知症防止にも大きく影響することが、近年の研究で分かってきています。

そして、「高齢になっても働ける健康な身体」を可能にするのがインプラント治療と言えます。インプラントは天然歯と変わらない咀嚼力を再現し、残存歯の保護にも役立つからです。

 

結論!長い目で見ればインプラントがおすすめ

インプラントと部分入れ歯は、治療の考え方がまるで違うため、治療期間や費用も大きく異なります。

インプラントは初期費用こそかかるものの、一生使い続けることができ、残存歯も保護できます

それに対して部分入れ歯は、初期費用は安く抑えられますが、その後加算されていく治療費を考えると、あまり安いとはいえません。残存歯が少なくなれば、総入れ歯になる可能性もあり、健康維持にも影響します。

将来的に健康な歯を1本でも多く残すことを考えると、インプラントの方がおすすめです。手術も抜歯程度の規模と考えればそれほど怖くありませんね。

ただ、人には様々な事情がありますので、ご自分の事情やその時の状況に合った治療法を選ぶのが良いでしょう。

当院では、その時の患者様も状況なども伺いながら、一緒に考えていきます。治療法に迷ったら、お気軽にご相談ください。

◆この記事のまとめ
1. インプラントは噛む力が強く噛み心地も自然
2. 部分入れ歯は噛む力が弱く違和感がある場合が多い
3. インプラントのケアは簡単だが、部分入れ歯はやや面倒
4. インプラントの治療費はやや高額だが、部分入れ歯は安い
5. インプラントの治療期間は6ヶ月〜、部分入れ歯は2週間〜
6. インプラントは残存歯を保護できるが、部分入れ歯は残存歯にダメージを与える
7. インプラントの寿命は半永久的、部分入れ歯の寿命は4〜5年
8.長く働くためには強い咀嚼力は必須