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「食いしばりがあってもインビザライン矯正に影響はない?

こんにちは田口歯科医院です

今年もあとわずか!今年も新型コロナウイルスのためにストレスを感じた1年だったのではないでしょうか?ストレスを感じると、知らずのうちに食いしばりを起こしている方も少なくありません。

実は、食いしばりはインビザライン矯正と相性が悪く、ひどい場合にはインビザライン矯正が適応にならないこともあります。

今回は、インビザライン矯正と食いしばりの関係についてお話ししていきますので、ぜひ参考にしてみてください

目次

食いしばり(クレンチング)とは?

  インビザライン 歯ぎしり

食いしばりとは、上下の歯をぎゅっと噛み締めた状態です

よく歯ぎしりと間違われやすいのですが、歯ぎしりは上下の歯を横にギリギリとこすりながら動かすために音が出やすく気付きやすいのです。

しかし、食いしばりはぎゅーっと噛み締めるだけですので音が出ないことがほとんどで、ご自身でも気づかないうちにおこなっていることが多いです。

また、歯ぎしりは寝ている間におこなっていることがほとんどですが、食いしばりの場合は寝ている時だけでなく、起きている時でも集中している時や緊張している時にしてしまっていることがあります

食いしばりは英語で「クレンチング」と呼び、歯ぎしりを「グラインディング」と呼んでいます。



他にも、上下の歯を小刻みにカチカチと噛む「タッピング」などもあります。これらのお口に悪影響を与える癖を「ブラキシズム」と呼びます。

こちらの記事もおすすめ:歯ぎしりをする癖があってもインビザライン矯正を行える?

参考:テーマパーク8020

食いしばりで起こる悪影響

食いしばりは放置してしまうと、さまざまな悪影響を引き起こしていきます以下で挙げる内容が主な悪影響になります。

  • 歯が欠ける
  • ・歯に亀裂が入る
  • ・顎関節症になる
  • ・エラが張る
  • ・肩こり
  • ・歯周病
  • ・知覚過敏

食いしばりをしていると、想像よりも強い力が歯や顎に加わり、ダメージを与えていきます。ひどい時には歯がかけたり、歯の根本がかけて知覚過敏を起こすことがあります。

また、顎に負担がかかり顎関節症を引き起こしたり、咬筋が発達してしまうのでエラが張って顔が大きく見えてしまうなどの問題も起こします。

食いしばりをしているか確認する方法

ご自身が食いしばりをしているか確認するのが意外と難しく、ほとんどの方が知らない間におこなっています。そこで以下の項目を確認してみましょう。

  • ・起きると顎が痛い、疲れた感じがする
  • ・集中しているときに上下の歯があたっている
  • ・詰め物がしょっちゅう欠ける
  • ・歯の根本が欠けている
  • ・以前よりもエラが張ってきている


以上の項目を確認していただき、たくさん当てはまる人は食いしばりをしている可能性がとても高いですので歯科医院で相談してみるようにしましょう。

食いしばりとインビザラインの関係

 

インビザライン矯正では専用のマウスピース(アライナー)を装着して歯を動かしていく治療法になります。

マウスピースは薄いプラスチックのような作りになっているため、重度の歯の食いしばりをしている方はマウスピースに強い負担がかかりボロボロになってしまうことがあります

食いしばりがひどい場合には、マウスピース矯正は適応にならずワイヤー矯正のみでの治療になってしまうこともあると理解しておきましょう

ご自身で食いしばりをしているかは、気づかないこともありますので、口腔内の状態を歯科医院で確認してもらい食いしばりをしていないか確認してもらうこともできます。

また、軽度な食いしばりであれば問題なくインビザライン矯正を行うことができますが、マウスピースをしっかり確認するようにしましょう

食いしばりのためにマウスピースが変形、破損している場合はそのまま使用していると計画通りに歯が動かなくなってしまう原因にもなります。

その場合は、歯科医師にすぐ相談するようにしましょう。

食いしばりの原因と予防方法

インビザライン 歯ぎしり

食いしばりをはじめとするブラキシズムの原因は、ほとんどがストレスや疲労によるものです。そのため、根本的に治すことが難しく、原因をしり予防することが大切です

ストレスがかかっている時には、自分にあったリラックス方法を取り入れてストレスリリースすることを心がけましょう。

ゆっくりお風呂に浸かる、ストレッチをする、休みの日にはゆっくり休むなども効果的です。

正常なお口は、軽く唇を閉じ上と下の歯の間は2〜3mmほど隙間が空き、舌の先が上の歯の内側に当たっているのがベストな状態です

ふとした時に、ご自分のお口がこの状態になるように意識しましょう。

もし奥歯が噛んでいる状態であれば、奥歯の噛み締めを緩めて深呼吸や伸びをしてください。これをこまめにするだけでも変わってきますよ

治療後はナイトガードの装着を忘れない

インビザラインの治療が終了した後は、保定装置としてさらには歯をガードするためにナイトガード(歯ぎしりようのマウスピース)を就寝時に装着するようにしましょう。

インビザラインのマウスピースよりも、厚い素材で作られたナイトガードは、寝ている間にしているブラキシズムの力を分散させてくれるため、歯を守ってくれる役割があります

最初は違和感を感じるかもしれませんが、綺麗な歯並びを保つため、また歯を守るためにも我慢して装着してくださいね

当院でも就寝中に装着するナイトガードの作成をおこなっておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

当院のインビザライン矯正

当院のインビザライン矯正は、国内の歯科医師の中でも約3%しかいない日本歯科矯正学会の「認定医」が担当しており、質の高いインビザライン矯正を提供しております

また、インビザラインだけでなく目立たないワイヤー矯正や、小児矯正にも対応していますので、矯正治療を考えている方はお気軽にご相談ください

費用についても良心的な価格設定で質の高い治療をご提供しております。費用についてのご相談も承っておりますので、お気軽にお伝えくださいね

 

<当院のインビザライン費用>

初診料・相談料 0円
インビザライン1(前歯のみ、治療後の後戻り) 200,000円〜
インビザライン2(1より歯並びが悪い場合) 400,000円〜
インビザライン3(上下顎の全体) 700,000円〜
管理料(調整量) 5000円
保定装置料 矯正費用に含まれています(0円)
精密検査料(検査診断料) 30,000円

 

また費用の面でも、出来るだけ余計な費用を抑えた価格設定になっており、無利子での院内分割支払いにも対応しております

家族割りなどお得な制度も用意しておりますので、ぜひご検討してみて下さい

当院では、できるだけ抜歯をしない「非抜歯矯正」をおすすめしています。他院で抜歯が必要と言われてケースでも、まず当院で相談してみてくださいね!

まとめ

今回は、インビザライン矯正と食いしばりの関係についてお話ししました。

食いしばりは、上下の歯をぎゅーっと噛み締める癖で寝ている時だけでなく、集中している時や緊張している時にしていることもあります。

食いしばりを放置してしまうと、歯が欠けてしまったり、顎関節症の原因になるだけでなく、インビザラインのマウスピースが破損してしまうためにインビザライン矯正が受けられないこともあるのです。

重度の食いしばりをしている方は、ワイヤー矯正の対象になるということを理解しておきましょう。

当院も、食いしばりをはじめとするお口の悩みについていつでも相談に乗っていますので、お気軽にご相談ください。

こちらの記事もおすすめ:インビザラインのマウスピースが臭い!?その原因と対処法