こんにちは田口歯科医院です。
矯正治療のなかでも、取り外しのできるマウスピースを使って治療を進めることができるインビザライン矯正は人気です。
マウスピースの色はクリアですので、審美的な面で悩むことなくお出かけや旅行を楽しむことができるでしょう。
ここでは、インビザライン矯正をしているときのお出かけや旅行を楽しむための注意点などをお伝えいたしますね。
目次
インビザライン矯正をしているときの旅行について
矯正治療をしていても、旅行をすることはできます。しかしながら、普段とは違う環境になりますのでご不安な患者様もいらっしゃるかもしれません。
矯正の治療計画がスムーズに進むように気を配りながらも、楽しい旅になるように注意点をご紹介いたします。
忘れずにマウスピースを持参する
短期間の旅行だから、マウスピースを持参しなくても大丈夫なのではとお思いの患者様もいらっしゃるかもしれません。
紛失が心配なお気持ちもわかりますが、マウスピースは短期間外しているだけで後戻りしてしまう可能性が高いです。
万が一、後戻りするとマウスピースが入らなくなり再製作せざるを得なくなりますので、短期間の旅行でもマウスピースは忘れずに持参してくださいね。
旅行中の食事で気をつけることとは?
インビザライン矯正で使用するマウスピースは患者様ご自身でつけ外しすることができます。
そのため、普段と同様に食事できることがメリットのひとつです。旅行中の食事も同じように楽しむことができますが、気をつけなければならないことが二点ほどあります。
ひとつはマウスピースをとりはずした時には持参したケースに入れておくこと、もうひとつは食後すぐにマウスピースをつけるのではなく、口腔内の汚れを取り除いてキレイにしてからつけることです。
これらの2点は旅行中だから特別に気をつけるということではありません。普段から気にかけておくと、マウスピースの紛失や虫歯予防にも繋がりますのでぜひ実行してみてくださいね。
マウスピースを持っていかずに後戻りした
短期間の旅行でもマウスピースはかならず持参するようにしてください。
インビザライン矯正ではマウスピースをとりつけている時間だけ、歯を移動させることが出来ます。つけていない時間は歯が元の場所に戻ろうと後戻りを起こしてしまうのです。
マウスピースがはまらなくなってしまうと、再製作することになります。
そのような場合には追加で費用がかかりますし、治療も長引いてしまいますので旅行中でもマウスピースの装着時間はかならず守るようにしてください。
外出時や旅行中によくあるトラブルとは
どんなに気をつけていてもトラブルが起きてしまうこともあります。
しかしながら、事前によくあるトラブルについて知っておくといざという時安心です。こちらでは外出時や旅行中によくあるトラブルについてお話いたします。
ペーパーナプキンやティッシュと一緒に処分してしまった
食事中に特によくあるトラブルとして、ペーパーナプキンやティッシュに入れてそのまま処分してしまうことがあげられます。
こちらは本当に多いトラブルなので気をつけて欲しいことです。
そのまま飲食店に忘れていくと、ゴミと勘違いされ処分されてしまうでしょう。どんなに急いでいるときでも、マウスピースはケースにしまってください。
マウスピースが壊れた
マウスピースが壊れてしまうことは、旅行中だけではなく普段の生活でもよくあるトラブルです。
普段の生活のなかでしたら、歯科医院へすぐに修理にいくことができるかもしれません。
ですが、旅行中ですとなかなか難しいケースもあるかと思います。万が一のときのために、ひとつ前にステップのマウスピースをご持参しておくと安心です。
食べ歩きであまりマウスピースをつけていられない
旅行中に長時間食べ歩きをしていると、マウスピースをつけている時間がなくなってしまいます。
食べるたびに取り外してお口の中をキレイにしてまた取りつけるという動作をすることも億劫になり、 外したままになってしまうかもしれません。
マウスピースは装着時間を守ることで歯をスムーズに動かすことができますので、食べ歩きはなるべく短時間にしてマウスピースをしっかり取りつけてください。
マウスピースをもうひとつ持参する
旅行中にマウスピースが壊れるとすぐに修理することが難しいことが多いです。
壊れてしまったものをつけることはできませんし、だからといってそのまま放置すると歯が後戻りをおこす可能性が高いです。
旅行中起こりやすいトラブルでもあげましたが、念のためにひとつ前のステップのマウスピースを持参すると安心できます。
もしひとつ前のマウスピースを処分してしまっていたら、ひとつ後にステップのマウスピースを持参してください。
インビザライン矯正中の旅行で役立つオススメグッズ
マウスピースで治療をしているときも、なるべく治療前と同様に旅行を楽しみたいですよね。
そこで、旅行のときに一緒に持っていくと良いオススメグッズをお教えいたします。
泡が出てくるマウスピース用ケアグッズ
泡が出てくるマウスピース用の洗浄グッズは、容器が小さくて持ち歩きしやすいため旅行に便利です。
漬け置きするタイプですと漬け置き用のケースが必要ですが泡で洗えるものは、そのまま他に用意するものもなく使えます。
マウスピースを除菌できるものがありますので、雑菌の繁殖予防にもオススメです。
ウェットティッシュ
旅行中は近くに水道がないこともあるかもしれません。
しかしながら、マウスピースを汚れたままの状態でケースに入れることはオススメできることではないです。
そのような状態の時には、ウェットティッシュでできるだけ汚れをキレイにしてからケースに入れると良いかと思います。
ウェットティッシュは手指を拭くこともできますし、テーブルをキレイにすることもできてとても便利ですのでぜひ旅行の際には持ち歩いてください。
洗口液
洗口液(マウスウオッシュ)はすぐにブラッシングができない状況のときに便利です。
持ち歩きやすい小さなボトルのものもありますが、旅行のお供に特にオススメなのがパウチに入っているものです。洗口液は口臭を防ぐことができ、口腔内をすっきり爽やかにさせることが出来ます。
デンタルフロス
はじめてでも使いやすいホルダーに糸がセットされているものと、患者様ご自身の指に巻き付けて使うロールタイプがあります。
どちらのフロスも小さくて旅行に持っていきやすいものですので、お好みで選択してくださいね。
デンタルフロスは旅行中だけではなく、普段の生活のなかでもブラッシングだけではなかなか取れない歯と歯のすき間の汚れを取り除くことが出来る優れものです。
歯科専用のキシリトールグッズ
矯正治療中は手軽にキャンディやガムといったおやつを口にしづらいかと思います。
そんな中でも歯科専用のキシリトールグッズでしたら、罪悪感なく食べることができるためオススメです。
歯科専用のキシリトールガムやタブレットは甘みの成分がキシリトールだけでできており、虫歯になる酸が生成されません。
さらに唾液も出やすくなるため、口腔内の自浄作用でお口の中の汚れが流れやすくなります。
マウスピースをしまう専用ケースを持ち歩く
旅行中だけではなく、マウスピースを外したら必ずマウスピースのケースに収納してください。
インビザライン矯正のマウスピースはクリアカラーですので、ケースにしまわずにいると失くしやすいです。また、気づかずに上から物を置いて壊してしまう可能性もあります。
マウスピースのケースは歯科医院でわたされるものでなくてもかまいません。インビザライン矯正中ずっと持ち歩くものですので、マウスピースのケースはお好みのデザインのものを探してみてください。
まとめ
マウスピースをしていても旅行を楽しむことは可能です。しかしながら、環境が変わりますので簡単に口腔内やマウスピースのケアができるものを持ち歩くことをオススメします。
特に忘れずにもっていっていただきたいのが、マウスピースのケースです。
旅行中にマウスピースを壊したり、失くしたりすると後戻りする原因になってしまいますので必ず持ち歩きましょう。インビザライン矯正でも、ぜひ旅行を楽しんでくださいね。